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華碩のノートPC通年出荷、マッコーリーが下方修正


ニュース 電子 作成日:2008年7月16日_記事番号:T00008874

華碩のノートPC通年出荷、マッコーリーが下方修正


 華碩電脳(ASUS)は15日、インテルの新世代モバイル向けプラットフォーム「セントリーノ2(Centrino 2)」発売と同時に、一挙5タイプの同プラットフォーム搭載の新型ノート型パソコン(ノートPC)を発表した。「8秒で立ち上げ完了」をうたい文句に夏休みおよび入学シーズンでの商機を狙う。ただ、世界的に経済の見通しが不透明であること、同社第2四半期の出荷台数が予想を下回ったことからマッコーリー証券は、華碩の今年通年の出荷台数を下方修正した。16日付経済日報が報じた。

 マッコーリー証券によると、第2四半期、需要の減退とバッテリーおよび構成部品不足により、華碩の低価格ノート「Eee PC」の出荷台数は100万台にとどまった。同社第2四半期の純利益は前期比23%減の55億元となる見通しだ。このことから、華碩が今年目標としている660万台のノートPC出荷台数達成は困難とみており、昨年比30%増の600万台にとどまると予測している。

 ただ多くの外資系証券会社は、最近中国と欧州市場でノートPC需要に回復の兆しが見られるため、華碩の第3四半期出荷台数も前期比30%程度成長して150万~160万台となり、Eee PCは同50%成長して150万台に達すると予測している。