ニュース その他分野 作成日:2020年3月10日_記事番号:T00088742
科技部が9日発表した▽新竹科学園区(竹科)▽中部科学園区(中科)▽南部科学園区(南科)──の三大科学園区に進出する企業の2019年売上高合計は、前年比1.39%増の2兆6,321億台湾元(約9兆2,000億円)で、過去最高を更新した。第5世代移動通信(5G)、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)向け半導体需要が旺盛だった。10日付工商時報などが報じた。
各科学園区の19年売上高は、▽竹科、1兆916億4,600万元(前年比1.5%増)▽中科、7,972億3,200万元(9.98%増)▽南科、7,432億3,600万元(6.59%減)──だった。
業種別では、半導体が1兆8,298億元で前年比2.12%増だった。パソコンと周辺設備は953億6,200万元で94.42%増と2倍近かった。陳良基科技部長は、米中貿易戦争を受け、PCやネットワーク関連産業などが台湾に生産を移転したためと指摘した。
三大科学園区の19年輸出額は、前年比15.99%増の2兆669億元、就業者数は28万48人で、いずれも過去最高だった。
科技部中科管理局の許茂新局長(右)は、韓国での新型コロナウイルス感染拡大のため、中科のメーカーへの緊急受注が増えていると明かした(9日=中央社)
陳科技部長は、新型コロナウイルス感染拡大以降も三大科学園区の受注は順調で、サプライチェーン断絶は起こっていないと説明した。台湾積体電路製造(TSMC)の5ナノメートル製造プロセスの量産入りなどで、今年も売上高と輸出額の成長が見込めると予測した。
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