ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

《新型肺炎》原薬の調達先切り替え、負担増補塡に特別予算4億元


ニュース 医薬 作成日:2020年3月10日_記事番号:T00088744

《新型肺炎》原薬の調達先切り替え、負担増補塡に特別予算4億元

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)の呉秀梅署長は9日、新型コロナウイルスの感染拡大により中国の原薬メーカーの工場再稼働が遅れている影響で、医薬品メーカーが原薬の調達先を切り替えてコストが上昇した場合、4億台湾元(約13億9,000万円)の特別予算から負担増分を補塡(ほてん)すると表明した。10日付自由時報が報じた。

 呉署長は、台湾の医薬品は半年分の在庫があり、メーカー各社は中国やインド以外の原薬供給元を模索しているが、世界的に需要が高まっているため価格上昇は必至と指摘した。

 経済部は、新たな原薬供給元からの調達で医薬品のコストは20~30%上昇すると予想した。

 台湾の後発医薬品(ジェネリック)メーカーによると、中国工場の稼働再開が遅れれば、▽降圧剤▽降コレステロール剤▽血糖降下剤──の原薬が4月にも供給不足となる恐れがある。