ニュース 医薬 作成日:2020年3月11日_記事番号:T00088755
台湾政府は10日、新型コロナウイルス感染拡大を受け実施している医療用マスク実名制(本人確認)販売について、12日午前9時からインターネット予約販売(http://emask.taiwan.gov.tw/)を試験導入すると発表した。本人確認は、パソコンのカードリーダーでの全民健康保険カード(健保カード、外国人も可能)読み取りかスマートフォンアプリ(台湾人のみ)などにより実施。特約薬局に並ぶ時間がなくて困っていたサラリーパーソンをはじめ、市民の利便性が向上する。11日付自由時報などが報じた。
中央流行疫情指揮センター指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長(左)。発表直後に、アプリのダウンロードが相次いだ(10日=中央社)
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)によると、試験導入では12~18日に予約購入を受け付け、19日にショートメッセージサービス(SMS)で支払いを通知。指定期間内に支払いを完了させ、26日~4月1日にコンビニエンスストアで▽健保カード▽身分証明書▽運転免許証──のいずれかとSMSを提示し受け取る。委任者の本人確認書類持参で代理受け取りが可能だ。
大人用マスクのみ1人当たり3枚(1枚5台湾元=約17.5円)、計700万枚(約233万人分)の予約を受け付ける。予約数が上回った場合は抽選となる。送料相当額は7元。
薬局での追加購入不可
本人確認は、衛生福利部中央健康保険署(衛福部健保署)のスマホアプリ「全民健保行動快易通」で行うか、パソコンにカードリーダーを接続して健保カードや自然人憑証(電子個人証明書)カードを読み取り実施する。スマホアプリは、▽台湾人▽通信キャリアとの月額個人契約▽第4世代移動通信(4G)モバイルネット契約▽契約者本人──の全ての条件を満たすことが、通信キャリアを通した本人確認のため必須となる。
支払いは、アプリ利用者は現金自動預払機(ATM)やネットバンキングで、PC利用者は▽ATM▽ネットバンキング▽クレジットカード──で行う。振込手数料は無料。
予約販売分は26日~4月1日分の購入割り当て枚数を消費したと見なされ、薬局での追加購入はできない。
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