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《新型肺炎》台中の百貨店、母の日セールの業績悲観


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年3月11日_記事番号:T00088756

《新型肺炎》台中の百貨店、母の日セールの業績悲観

 台中市の百貨店、中友百貨は12日から、広三そごう百貨は19日からVIP向け母親節(母の日)セールの事前販売(プレセール)を開始する。セール期間中の売上高目標は、中友百貨は17億7,000万台湾元(約62億円)で前年同期比10%減、広三そごう百貨は11億元で15%減。新型コロナウイルス感染拡大の影響により客足が落ち込んでおり、いずれも異例の2桁減と悲観的な見通しだ。11日付工商時報が報じた。

 一方、ショッピングセンター(SC)の台中大遠百(トップシティー)は12日からプレセールを開始する。セール期間中の売上高目標は26億元、前年同期比5%増。オンライン販売の取り扱い拡大や、飲食店の宅配代行サービス(フードデリバリーサービス)大手との提携で業績向上を図る。

 台中市の百貨店は新光三越百貨・台中中港店以外の業績が低迷している。中友百貨は1~2月の売上高が前年同期比9%減、特に2月は20%以上減少した。広三そごう百貨も1~2月の売上高が8%減となった。一方、トップシティーは3%減にとどまった。服飾と飲食店の売上高が約1割減少したが、ブランド品が1割成長したためだ。