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《新型肺炎》隔離対象者に防疫補償金、1人1日1千元に決定


ニュース その他分野 作成日:2020年3月11日_記事番号:T00088770

《新型肺炎》隔離対象者に防疫補償金、1人1日1千元に決定

 行政院は10日、新型コロナウイルス感染の疑いがあり、隔離措置対象となった者に対して給付する防疫補償金を1人1日当たり1,000台湾元(約3,500円)に決定した。14日間の外出を禁じられる「居家検疫」や「居家隔離」となれば、最高で1万4,000元を受け取ることができる計算だ。ただし、賃金や同様の補助金を受領した場合は対象外。特別条例に基づき、1月15日から遡及(そきゅう)して施行する。11日付工商時報などが報じた。

 隔離の対象者本人、および12歳未満の子供や障害者など自力で生活できない人が隔離となった場合に仕事を休んで世話をする家族が1回限り申請できる。申請は隔離終了後2年以内。

 3月9日までに、感染者との濃厚接触による「居家隔離」は2,100人以上、中国、韓国などに14日以内の渡航歴がある入境者に対する「居家検疫」は3万6,000人以上に上った。

 一方、隔離対象者の「防疫隔離休暇」中に賃金を支給した企業などは、給与の2倍相当額を法人所得から控除できる。