ニュース 電子 作成日:2020年3月13日_記事番号:T00088818
電子機器受託生産サービス(EMS)最大手、鴻海精密工業の創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏は12日、全世界の個人消費の40%を占める米国で、新型コロナウイルス感染拡大により外出が控えられれば、世界経済に対しサプライチェーン(供給網)の断絶より大きな影響を与えると警告した。13日付経済日報などが報じた。
郭氏は、米国の観光客でなく人口3億5,000万人の個人消費が、世界経済をけん引していると指摘した。
郭氏は、鴻海はハードウエアを作っているので、消費者の購入時期が遅くなり、工場の生産が減っても、数カ月後に残業でつじつまを合わせることができると語った。一方、旅行会社や交通運輸、サービス業は打撃を受けており、支援が必要だと述べた。例えばホテルは客室が埋まらなければ、1カ月後に使えるわけでもないと話した。
株価下落、「原油が原因」
「コロナショック」といわれる米国など株式市場の大幅下落について郭氏は、原油の価格競争が最大の原因だと指摘した。今年の経済はそもそも新型コロナウイルスがなくても、景気循環で下振れリスクがあったと語った。
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