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正隆の工業用紙、Q3の値上げ見合わせ


ニュース その他製造 作成日:2008年7月17日_記事番号:T00008885

正隆の工業用紙、Q3の値上げ見合わせ


 製紙大手の正隆紙業は16日、第3四半期に予定していた今年4回目の工業用紙値上げを見合わせる方針を明らかにした。その理由として、在庫品が依然調整中であること、今後の紙器販売の見通しが不明朗なことを挙げている。今後、値上げを再開するかどうかは市場の状況を見て決めるとしている。17日付蘋果日報が報じた。

 値上げ見合わせの背景には、製品価格の高騰もある。台湾区紙器工業同業公会(紙器公会)によると、工業用紙の紙管価格が過去最高の1トン1万6,000台湾元(約5万5,300円)に達している。

 現在、工業用紙の在庫は5月当時の45日分から減少したものの、依然30日分の水準にある。

 工業用紙と家庭用紙製品は今年1、3、5月に計3回の値上げが行われ、この結果、メーカーの業績が好転した。今年第1四半期に11.8%だった正隆の粗利益率は、証券会社の予測によると第2四半期は15%近くまで上昇する見通しだ。