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福聚太陽能、屏東輸出加工区に工場設置へ


ニュース その他製造 作成日:2008年7月17日_記事番号:T00008886

福聚太陽能、屏東輸出加工区に工場設置へ

 
 李長栄化学工業と億光電子(エバーライト・エレクトロニクス)が合弁で設立した多結晶シリコン(ポリシリコン)メーカー、福聚太陽能は16日、経済部屏東輸出加工区(屏東県屏東市)に工場を設置することを決めた。総投資額は153億台湾元(約528億円)で、目下供給不足が深刻な太陽電池向け多結晶シリコンを生産する。2010年1月の操業開始を予定、1年目の売上高は73億円の見込みだ。ただ、経済部はこの投資案について明らかにしていない。17日付経済日報が報じた。

 多結晶シリコンの生産は電力多消費産業に属するため、環境影響評価(アセスメント)の審査を通過する必要がある。福聚は、中部科学園区や雲林県麦寮郷などで用地を物色してきたが、結局屏東輸出加工区が最適と考えたようだ。しかし、同区は現在用地が満杯状態で、しかも同社の必要とする用地はかなりの広さとなるため、同区管理処と協議を行っている。

 エネルギー価格が高騰する中、太陽光電産業は注目を集めるが、太陽電池の生産で最も重要な原料とされる多結晶シリコンは、業界予測では今後3~5年以内に全面的な供給不足に陥るとされる。太陽電池メーカーは最近、政府に対し同原料メーカーの台湾生産を促すよう要望している。