中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）は16日、17日から42カ国・１地域の新型コロナウイルスの海外旅行感染症情報をレベル３（警告、不要不急の渡航は中止）に引き上げると発表した。レベル３の国・地域に直近の滞在歴がある場合、台湾入境後14日間の外出制限「居家検疫」の対象となる。

　42カ国・１地域の内訳は▽ロシアを含む東欧13カ国▽中東15カ国・１地域▽北アフリカ５カ国▽モンゴルを含む中央アジア９カ国──。17日からは▽シェンゲン協定加盟の欧州25カ国▽英国▽アイルランド──もレベル３に引き上がることが決まっている。

　同センターは同日、レベル３の国・地域に不必要な渡航をし、帰台後隔離・検疫措置対象となった者は、隔離・検疫措置を受けた者が受け取れる防疫補償金の支給対象外とすると発表した。必要経費も徴収する。

　この他、「検疫通知書」に不実記載をした者も防疫補償金の支給対象外とし、最高15万台湾元（約52万7,000円）の過料を科す。

　また、検疫関連の規定に違反した者は氏名を公表し、10万〜100万元の過料を科す。

42カ国・１地域の内訳

　東欧13カ国：▽ロシア▽ベラルーシ▽ウクライナ▽ルーマニア▽ブルガリア▽キプロス▽セルビア▽ボスニア・ヘルツェゴビナ▽モンテネグロ▽コソボ▽クロアチア▽アルバニア▽北マケドニア

　中東15カ国・１地域：▽サウジアラビア▽アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）▽カタール▽オマーン▽イエメン▽クウェート▽バーレーン▽ヨルダン▽レバノン▽シリア▽イラク▽イスラエル▽トルコ▽アフガニスタン▽パキスタン▽パレスチナ自治区

　北アフリカ５カ国：▽エジプト▽リビア▽チュニジア▽アルジェリア▽モロッコ

　中央アジア９カ国：▽ジョージア▽アゼルバイジャン▽アルメニア▽カザフスタン▽キルギス▽タジキスタン▽トルクメニスタン▽ウズベキスタン▽モンゴル

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