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富陽光電、薄膜太陽電池で世界最大手を目標


ニュース その他製造 作成日:2008年7月17日_記事番号:T00008889

富陽光電、薄膜太陽電池で世界最大手を目標

 
 中環(CMCマグネティクス)グループ傘下で、4月に台湾で初めて薄膜太陽電池モジュールの生産に成功した富陽光電は、今年の受注が既に満杯となっており、年末にも第2生産ラインの設置を開始し、来年6月の完成時には生産能力を106メガワット(MW)とする予定だ。2010年には第3、第4ラインでの量産を開始して生産能力を226MWまで高め、薄膜太陽電池世界最大手を目指す。同社では今年損益均衡を達成し、来年は大幅に業績が成長すると見込んでいる。17日付工商時報が報じた。

 同社はさらに2010年には生産能力を1ギガワット(GW)まで高め、変換効率も現在の7%から10%まで引き上げたいとしている。

 中環グループでは、1ワット当たりの生産コストを低減するため、継続して生産能力拡充を進め、経済規模の拡大に努めるとしている。富陽光電は、絶対的なコスト優位性を持つ独自のLPCVD(低圧化学的気相成長法)製造プロセス技術を用いて製作した酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜(TCO)の利用や、導電ガラスの自力調達にも努めるとしている。