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《新型肺炎》欧州など渡航歴、5日にさかのぼり外出禁止


ニュース 社会 作成日:2020年3月18日_記事番号:T00088914

《新型肺炎》欧州など渡航歴、5日にさかのぼり外出禁止

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は18日、新型コロナウイルス感染が拡大している▽欧州27カ国▽エジプト▽トルコ▽アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ──から3月5~14日に台湾に入境した者に対しても、入境日から14日間の外出禁止「居家検疫」の措置を取ると発表した。トランジットを含む。対象者は直ちに市民ホットライン(電話番号1999)などに連絡するよう呼び掛けている。中央社電などが伝えた。

/date/2020/03/18/18europe_2.jpg陳時中衛生福利部(衛福部)長(前中)は、無症状の感染者からの感染力は比較的低いという各種研究が発表されていると指摘した(17日=中央社)

 欧州27カ国に含まれるのは▽フランス▽ドイツ▽スペイン▽ポルトガル▽オーストリア▽オランダ▽ベルギー▽ルクセンブルク▽デンマーク▽フィンランド▽スウェーデン▽スロバキア▽スロベニア▽ポーランド▽チェコ▽ハンガリー▽ギリシャ▽マルタ▽エストニア▽ラトビア▽リトアニア▽アイスランド▽ノルウェー▽スイス▽リヒテンシュタイン▽英国▽アイルランド──。

 この他、同センターは17日、3~14日に欧州から入境し、肺炎や呼吸器の症状がある人に対して、同ウイルスの検査を実施する。入境健康声明書の資料と全民健康保険システムを通じて情報収集を行い、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)や電話を通じ連絡を行う。同期間の欧州からの入境者に対しては、登校や出社をせず、サラリーパーソンはテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)を行うよう呼び掛けている。

 同センター社区防疫組の荘人祥副組長によると、欧州への渡航歴と症状のある562人のうち、12人に肺炎の症状があり、550人に呼吸器への感染がある。既に100人余りからサンプル採取を終えた。