ニュース 社会 作成日:2020年3月18日_記事番号:T00088915
17日に新型コロナウイルス感染が確認された南部の20代男性(第75例)が、南部の国立大学の学生であることが明らかになった。大学生の感染確認は初めて。同大学は同男子学生と直接、間接的に接触した教職員、学生の計500人余りに14日間の「自主健康管理」措置(手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入りを控えるなど)を適用し、校内に入ることを禁止した上で、計9コマの講義をオンライン方式に切り替えた。18日付中国時報が報じた。
教育部の朱俊彰高等教司長(左2)は、大学の場合は学級閉鎖はせず、接触者の登校自粛を求めると説明した(17日=中央社)
同男子学生は2月23日~3月8日にドイツを旅行していた。8日の帰台後は登校せず、17日までに直接接触したのは家族と同級生2人を含む計9人だったが、同級生2人と接触した教職員、学生は500人余りに及んだ。同級生2人は検査のため隔離されている。
教育部は17日、大学・専科学校(高専などに相当)の教職員、学生に対し、今学期末まで不要不急の海外渡航を控えるよう求めた。
各大学はオンライン講義への切り替えを進めている。台湾師範大学は4月から、台湾大学は4月6日から100人以上の講義を全てオンライン方式に切り替える。
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