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《新型肺炎》陳時中衛福部長が人気、LINEスタンプも登場


ニュース 社会 作成日:2020年3月18日_記事番号:T00088918

《新型肺炎》陳時中衛福部長が人気、LINEスタンプも登場

 新型コロナウイルス感染症に対する台湾政府の取り組みについて世界各国から称賛の声が集まる中、台湾市民の間では最近、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)の指揮官で、1月下旬から連日、1日も欠かさず記者会見に出席するなど奮闘する陳時中・衛生福利部(衛福部)長の人気が高まっており、対話アプリLINE(ライン)用スタンプや陳部長の姿をかたどった紙工作作品も登場している。

/date/2020/03/18/19kakomi_2.jpgLINEスタンプのダウンロード期間は4月15日まで(衛福部フェイスブックより)

 衛福部は17日、新型コロナウイルス感染拡大の防止を呼び掛けるとともに、手洗いやマスク着用など感染予防策、デマ情報の拡散阻止といった注意点を周知するために作成した8個のLINEスタンプを発表。これらスタンプは人気クリエーター8人がデザインしたもので、うち2個に陳衛福部長をキャラクター化したイラストが登場する。

 1個はフェイスブック(FB)上の人気マンガページ「可布魯的豆卡頻道」に登場する犬のキャラクターとマイクを持った陳部長が「団結してウイルスに打ち勝とう!」と呼び掛けるイラストが描かれたもの。もう1個は木槌(きづち)を持った陳部長、虫眼鏡を持ったおかっぱの女の子、「デマ情報拒絶・拡散しない」とのロゴが描かれた内容だ。

 これらスタンプは衛福部の公式LINEアカウントを「友だち(好友)追加」すると無料でダウンロードできる。

 LINEスタンプ以外でも陳部長は引っ張りだこだ。イラストレーターの許彤さんが描いた陳部長の姿のイラストは、プリントアウトしてはさみで切り、折り曲げて立体化すれば記者会見でマイクを握ってコメントする姿が再現できる作品で、インターネット上で図案を無料配布したところ大人気となった。

 屏東県のカフェ店員、曽筱喬さんはエスプレッソ上の泡状のミルクに模様やイラストを描く「ラテアート」技術を生かし、コーヒーカップの上に陳部長の立体的なラテアートを作成し、話題を呼んでいる。

 曽さんはかつて重症急性呼吸器症候群(SARS)流行時に看護師として働いていた。陳部長が先ごろ、新型ウイルス感染防止の最前線に立つ医療関係者に対して述べた激励の言葉に感動し、今回の作品を作成したそうだ。

 曽さんが創作した陳部長の表情にも、どこか疲労の影が見える。なんとか早期に状況が改善してほしいものだ。