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《新型肺炎》航空貨物運賃が大幅上昇、フォワーダーに恩恵


ニュース 運輸 作成日:2020年3月19日_記事番号:T00088927

《新型肺炎》航空貨物運賃が大幅上昇、フォワーダーに恩恵

 新型コロナウイルス感染拡大を受けた旅客便の減便で、航空貨物のスペースに深刻な不足が発生する一方、中国の工場稼働再開が進んで貨物輸送需要が高まる中、航空貨物運賃が大幅に上昇しており、貨物取扱業者(フォワーダー)の▽捷迅(スーネスト・エクスプレス)▽中菲行国際物流(DIMERCOエクスプレス)▽台驊国際物流(T.H.I.ロジスティクス)──などが恩恵を受けている。19日付経済日報が報じた。

 捷迅の顧城明董事長によると、台北から米国向け航空貨物運賃は現在、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を除いて1キログラム当たり130~150台湾元(約470~540円)と従来に比べ40%上昇。中国から米国向け運賃も同50~60人民元(約770~930円)と、従来の20人民元余りに比べ2倍以上に上昇している。

 この他、急激に感染が拡大し、各国・地域で国境の封鎖措置が取られる欧州では、航空便の運航数が制限されていることから、台湾から欧州向け貨物運賃も毎週のように上昇しており、現在、1キロ当たり200~300元となっている。