ニュース 政治 作成日:2020年3月19日_記事番号:T00088935
台湾外交部と米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)は18日、新型コロナウイルス感染対策用の医療品交換など6項目で協力する共同声明を発表した。蔡英文総統は、米国が防護服の原料30万着分を台湾に提供することと引き換えに、台湾は1週間当たり10万枚の医療用マスクを生産安定後、米国に提供すると明らかにした。19日付工商時報などが報じた。
蔡総統は、米国との関係強化をアピールするとともに、他の国との感染対策での協力を模索しており、台湾の経験を国際社会に分かち合いたいと投稿した(蔡総統フェイスブックより)
共同声明には呉釗燮外交部長とAIT台北事務所のブレント・クリステンセン所長が署名。米国側の文書としてまれな、英文で「台湾-米国」の順で書かれており、政界関係者からは台米断交(1979年)後の最大の実質的進展との声が出ている。
共同声明には、▽迅速試験の研究開発(R&D)▽ワクチンの研究・生産▽医薬品の研究・生産▽接触者の追跡手法と技術▽科学者と専門家による共同会議▽防疫医療用品・設備の交換──での協力が盛り込まれた。
陳時中衛生福利部(衛福部)長は、台湾でマスクが購入できない状況が解消してから、米国への提供を始めると説明した。マスクの日産能力は先週1,100万枚に達したが、今後1,300万~1,500万枚に増やす予定だ。
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