ニュース 社会 作成日:2020年3月19日_記事番号:T00088936
国防部傘下の軍事技術研究機関、国家中山科学研究院(中科院)の職員少なくとも10人が昨年10月以降、香港、マカオを通過していた事実を国軍が把握していなかったことが趙天麟立法委員(民進党)の指摘で明らかになった。19日付自由時報が報じた。
国防部の厳徳発部長(後左)は、機密漏えいはなかったので安心してほしいと述べた(19日=中央社)
この他、中科院職員2人が中国旅行から戻った後、台湾で機密関連の業務を担当していたことも明らかになった。
中科院では昨年、機密を取り扱う職員15人が香港で航空機を乗り継いでいたことが判明し、立法院外交国防委員会は昨年10月、中科院職員の海外渡航に対する監督強化を求めていた。その後、趙立法委員は機密担当職員が中国、香港、マカオに渡航していないかどうかを国防部に照会したが、渡航事実はないとの回答があった。ところが、趙立法委員が独自に内政部移民署に照会したところ、昨年10月から今年2月の期間に少なくとも10人が立法院の決議を無視し、香港を通過していたことが明るみに出た。
趙立法委員は「香港での航空機乗り継ぎは違法ではないが、機密に関わる職員が香港に入った後の足取りは誰にも分からない。ともすれば中国側に理由なく逮捕されかねない危機に陥り、機密保持に穴が開きかねない」と述べ、国防部に改善を求めた。
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