ニュース 電子 作成日:2020年3月20日_記事番号:T00088952
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下の拓墣産業研究院(TRI)が18日発表したファウンドリー業界予測によると、最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の第1四半期売上高は102億米ドルで、前年同期比43.7%増加する見通しだ。世界市場シェアは54.1%とみている。20日付工商時報が報じた。
TRIは、TSMCの7ナノメートル製造プロセスの受注は安定しており、生産ラインのフル稼働が続いている他、12ナノ・16ナノの稼働率も9割を維持していると分析した。
2位のサムスン電子は29億9,600万米ドルで前年同期比15.9%増、3位のグローバルファウンドリーズ(GF)は14億5,200万米ドルで15.6%増と予測した。
4位の聯華電子(UMC)は13億9,700万米ドルで、前年同期比32.2%増と予測した。22ナノ・28ナノでの受注増に加え、日本工場の完全子会社化で顧客や製品が増加している。稼働率は、今後も上昇が続くとみられる。
7位でTSMC傘下の世界先進積体電路(VIS)は2億5,800万米ドルで、前年同期比14.9%増加と予測した。相補性金属酸化膜半導体(CMOS)イメージセンサー(CIS)やパネル用ドライバICなどの需要が増えており、顧客の在庫補充による恩恵を受ける見通しだ。
世界のファウンドリー業界全体の第1四半期売上高は、前年同期比約30%増と予測した。TRIは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による消費減少の影響が、第2四半期売上高に表れるとみている。
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