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《新型肺炎》欧米からの帰台者、感染割合が上昇


ニュース 社会 作成日:2020年3月20日_記事番号:T00088968

《新型肺炎》欧米からの帰台者、感染割合が上昇

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)社区防疫組の荘人祥副組長は19日、新型コロナウイルスの感染が急拡大している欧米から帰台した台湾人のうち、検査で陽性となった割合が以前より高まっていると明らかにした。欧州が感染のピークを迎えているのが主因だとして、今後2週間が感染拡大防止の重要期間になるとの見方を示した。20日付自由時報などが報じた。

/date/2020/03/20/18europe_2.jpg荘副組長は、早い段階で新型コロナウイルス感染症の輸入症例を検出できれば市中感染を防げると述べた(19日=中央社)

 台湾大学公共衛生学院の陳秀熙副院長は20日、ここ数日で約1万6,000人が欧米から帰台しており、最大で500人の感染が新たに確認される可能性があると指摘した。

 台湾での感染確認者は19日時点で累計108人(死亡1人)となった。市中感染が広範囲で持続する「市中伝播(でんぱ)」の段階に入ったと宣言すべきとの意見が専門家から出ていることについて、同センター指揮官を務める衛生福利部(衛福部)の陳時中部長は、市中伝播の4条件のうち「台湾域内症例が海外からの輸入症例の数を上回る」という条件が満たされていないと指摘した。