ニュース 商業・サービス 作成日:2020年3月23日_記事番号:T00088990
林佳龍交通部長は20日、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受ける観光・運輸業界の支援に充てるため、100億台湾元(約360億円)を追加計上する方針を明らかにした。今月末までに詳細案を取りまとめ、行政院に提出する。21日付経済日報が伝えた。
林交通部長(中)は、団体旅行の取り消しに伴う消費者からのクレーム処理や、手続き費用の補助として、3億元の予算計上を想定していると説明した(20日=中央社)
交通部は旅行会社3,000社とその従業員4万人を対象に補助を行う他、宿泊業者とその従業員、合法経営の民宿などにも同様の補助を想定している。補助額は先に枠を定めた上で、従業員数や経営規模に応じて支給する方向だが、詳細は今後の検討が待たれる。
林交通部長は「既に旅行業者に対する税金の減免、繰り延べ措置を取った。台湾域内旅行用の金券支給も計画している」と述べた。交通部は下半期にも個人の域内旅行に少なくとも1,000元を補助することを計画している。
運輸業者への補助も検討されている。航空各社の資金繰りが悪化する中、地場航空会社に対する融資提供、利払い補助を行う構えで、500億元以上の経費を見込む。
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