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《新型肺炎》中華航空の貨物運賃、米国線など3割超の値上げ


ニュース 運輸 作成日:2020年3月23日_記事番号:T00088993

《新型肺炎》中華航空の貨物運賃、米国線など3割超の値上げ

 中華航空(チャイナエアライン)は20日、米国、カナダ、中南米向け航空貨物運賃を25日より30~35%値上げすると発表した。3月末は四半期末のため需要期に当たる他、新型コロナウイルス感染拡大を受けた旅客便の減便で、航空貨物のスペースが大幅に縮小していることが主因だ。21日付経済日報が報じた。

 長栄航空(エバー航空)は既に先週、米国向け航空貨物運賃の15~20%引き上げを顧客に通知したとされる。

 各社の航空貨物運賃はまず、2月に中台路線で最大7倍に引き上げられ、その後、3月初旬に北東アジア、東南アジア向けで最大70%の値上げが実施されたと伝えられていた。

 貨物取扱業者(フォワーダー)によると、航空貨物市場では、約6割の貨物が旅客機の貨物スペースを利用して輸送されている。新型コロナウイルスの感染拡大で各国・地域が国境管理を強化し、旅行者の数が大幅に減っていることから、世界全体で約6割の旅客機が運航を停止する見通しとなっており、航空貨物市場にも大きな影響が出ている。