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オールインワン機種を好感、広達がデスクトップPC部門を設立


ニュース 電子 作成日:2008年7月17日_記事番号:T00008902

オールインワン機種を好感、広達がデスクトップPC部門を設立

 
 ノート型パソコン(ノートPC)受託生産世界最大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)は、オールインワンタイプのデスクトップ型パソコン(デスクトップPC)市場を好感し、同製品の生産を受け持つ独立した部門を設置し、商機獲得を狙う。17日付工商時報が報じた。
 
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 過去数年、ノート型パソコン(ノートPC)がデスクトップPCに取って交わる傾向が加速しており、今年デスクトップPCの出荷台数は小幅減の1億5,000万台にとどまる見通しだ。

 しかし、モニターとパソコン本体が一体化したオールインワン機種は占用スペースが小さく、性能もノートPCより優れているという利点から、デスクトップPC市場では最も成長著しい製品となっている。華碩電脳(ASUS)も「Eシリーズ」として、オールインワンの概念を発展させた「Eee monitor」を発売予定だ。

 広達はノートPCの発展に注力するものの、これまでアップルの「iMac」やソニー、NECなどのオールインワン機種も受注しており、現在同市場で1~2%のシェアを占める。広達のデスクトップPC部門設置後は、従来の顧客以外にも、ゲートウェイを買収して同機種の展開に積極的な姿勢を見せる宏碁(エイサー)が同社へ委託を発注するとみられる。