ニュース 社会 作成日:2020年3月24日_記事番号:T00089029
新型コロナウイルスの感染拡大による混乱が続く中、台湾プロ野球リーグ、中華職棒球大聯盟(CPBL)は23日、第3回となる対策会議を開催し、4月11日に無観客で開幕試合を実施することを決めた。
呉会長はシーズンチケット購入者の限定入場を目指すのは「観客が全くいない試合では、選手が傷つくため」と語った(23日=中央社)
CPBLは当初、3月14日の開幕を予定していたが、これまでの会議で28日に延期された後、さらに再延期が決まった。これ以上、開幕が遅れれば、試合数が減り、放映権料への影響も予想される中、今回の決定についてCPBLの呉志揚会長は「これ以上、延期することはない」と強調した。
現時点で試合は全て無観客で行われる予定だが、シーズンチケットを購入したファンの権益を守るため、CPBLは毎試合150人を上限に観客を入場させることを検討している。
その場合、入場者には実名登録、マスク着用、隣の観客とは1メートル以上離れた座席の指定を求める上、ファウルボールが飛んできた際も席を離れず避ける、トイレに行く以外の目的で座席を離れてはならないなど万全の感染防止策を取る方針だ。
この「限定入場」を実施するためには衛生福利部(衛福部)および各球場のある県市政府の承認を得る必要があり、実現するかは不透明だ。
試合中は中継放送を意識し、事前に録音した応援曲や声援が場内に流される他、チアガールによる応援も実施する。ただ、飛沫(ひまつ)感染予防のため、声は出さず、ダンスだけの応援とする。
4月11日の開幕戦は、昨年台湾シリーズ3連覇を達成したLamigo桃猿(ラミゴ・モンキーズ)を楽天が買収して誕生した楽天桃猿(楽天モンキーズ)と中信兄弟(チャイナトラスト・ブラザーズ)のカードとなる。
モンキーズの川田喜則ゼネラルマネージャーは「チームを引き継いだ当初は当然、多くのファンに球場へ足を運んでもらいたいと考えていたが、現時点ではファンとスタッフ、選手・コーチの健康が最も重要」と話し、限定での入場開放についてはCPBLの方針に合わせ、しっかり準備を進めると語った。
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