ニュース 電子 作成日:2020年3月25日_記事番号:T00089038
サプライヤーの情報によると、アップルが5ナノメートル製造プロセスでのプロセッサー「A14」の量産を第3四半期後半へと、当初予定の5月から1~2四半期遅らせ、スマートフォン「iPhone12」発売も延期するもようだ。証券業界は、受託生産するファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、第3四半期の売上高が前期比で1桁成長に下振れすると予測した。25日付工商時報が報じた。
サプライヤーによると、新型コロナウイルス感染拡大による欧米や東南アジアの都市封鎖で、第5世代移動通信(5G)インフラ整備が遅れ、5Gサービス開始も年末から来年年初に遅れる見通しだ。中国のスマホ組立工場の従業員や生産能力の不足、関連チップの供給不安定などの理由もあり、アップルは「A14」の量産を延期する。TSMCへの第3四半期の5ナノ生産委託は3万枚以上減少する見込みだ。一方、TSMCは後ずれした受注の出荷を第4四半期に開始し、来年第1四半期は非需要期ながらも出荷が拡大するもようだ。
TSMCの大口顧客、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)傘下の海思半導体(ハイシリコン)向けの第3四半期生産は減らない見通しだ。5G対応スマホ向けの生産は延期されたが、中国の5G基地局向けの生産が増えているためだ。
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