ニュース 社会 作成日:2020年3月25日_記事番号:T00089057
新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京五輪が延期となったことを受け、女子バドミントン女子シングルスの金メダル有力候補だった台湾の戴資穎(タイ・ツーイン、25)選手についてメディアは、来年の夏には27歳になっており、体力的に大きな試練となると指摘している。
東京五輪の延期決定で選手が翻弄(ほんろう)される一方、公式サイトでグッズは取り合いの人気になっているという(中央社)
戴選手は先ごろ英国で開催されたバドミントン・全英オープンで見事、2年ぶり3回目の優勝を果たし、世界バドミントン連盟(BWF)が先週発表した世界ランキングでも女子シングルスで1位に返り咲いた。
なお女子シングルスで東京五輪に出場できる選手は38人で、2019年4月29日から20年4月26日まで約1年間を選考期間とし、今年4月30日付のBWFランキングを基に出場選手を決める予定となっている。現時点で戴選手は12年のロンドン五輪、16年のリオデジャネイロ五輪に続き、3度目の五輪出場が確実な状況となっていた。
戴選手は過去2回の五輪ではいずれも決勝トーナメント1回戦で敗れ、ベスト16止まりだったが、現在、好調を維持しているため、東京五輪が開催されれば、金メダルを獲得する可能性が高いと期待を集めていた。
東京五輪の調整後の正式な日程はまだ決まっておらず、出場選考に変更が生じるがどうかも現時点で不透明だが、出場できたとしても6月に誕生日を迎える戴選手は開催時に27歳となっている可能性が高く、体力的にピークを過ぎているのではないかとの懸念がメディアによって指摘されている。
バドミントン競技が五輪種目に採用された1992年のバルセロナ大会以降、女子シングルスでは6人が金メダルを獲得している。29歳でアテネ五輪、33歳で北京五輪を制し、連覇を果たした中国の張寧選手を除く5人の平均年齢はわずか21.8歳だ。
英国から帰台したため、14日間の外出制限「居家検疫」措置を受けている戴選手はメディアの取材に対し、「決まったことは受け止めるだけ。キャリアの中でこのような経験ができることは悪くない」と明るくコメント。「1年の延期で大きな違いは生じない。今後も努力を続ける」と前を向いた。
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