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中華映管の7月業績、オファー価格値下げで赤字転落か


ニュース 電子 作成日:2008年7月17日_記事番号:T00008906

中華映管の7月業績、オファー価格値下げで赤字転落か

 
 中華映管(CPT)は7月上旬にモニター向けパネルのオファー価格を大幅に値下げしたことで利益が圧縮され、この7月、13カ月ぶりの赤字に陥るとの観測が出ている。今回のパネル値下げ局面で、メーカーに赤字の観測が浮上したのは初めて。17日付工商時報が報じた。

 巫俊毅同社副総経理は「市場の観測に根拠はない」としているが、「7月のオファー価格値下げは予想以上で、下旬も同様の下げ幅が続けばメーカーへの圧力は確かに大きい」と認めている。

 観測によると、中華映管では第2四半期からホワイトブランド(中国地場ブランドの総称)携帯電話およびデジタルフォトフレーム向けを主とする中小型パネルの業績が予想を下回っており、さらに大型パネルの主力製品で7月上旬、オファー価格の値下げ幅が10~11米ドル(7~8%)となったことが赤字予想の要因だ。

 巫副総経理はまた、友達光電(AUO)、奇美電子(CMO)が最近相次いで生産能力利用率引き下げを表明したことを受け、華映も在庫状況を見て利用率を引き下げると語った。下げ幅は今週中に決定するとしている。