ニュース その他分野 作成日:2020年3月26日_記事番号:T00089076
台湾経済研究院(台経院、TIER)が25日発表した2月の製造業の営業気候観測指数は、前月比5.31ポイント下落の88.73ポイントで、2019年1月以降で過去最低だった。台経院の張建一院長は、行政院は新型コロナウイルス感染拡大の影響緩和のため十分な支援策を提供しており、業者は景気が回復したときに乗り遅れないためにも、従業員の解雇や減給を実施すべきではないと指摘した。26日付工商時報が報じた。
製造業で2月の景気が悪いと回答した企業は48.3%(前月比0.4ポイント上昇)で、電子機械業と化学工業では6割以上に上った。良いとの回答は15.4%(4.7ポイント上昇)だった。今後半年間の景気見通しが悪いとの回答は36.9%(9.8ポイント上昇)、良いとの回答は19.3%(6ポイント下落)だった。
サービス業の営業気候観測指数は、前月比3.79ポイント下落の86.09ポイントで、16年9月以降で過去最低だった。▽小売業▽ホテル・飲食業▽運輸物流・倉庫業──の多くが2月の景気が悪いと回答した。
建設業の営業気候観測指数は、前月比5.7ポイント下落の90.02ポイントで、17年6月以降で過去最低だった。
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