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《新型肺炎》帰台者の施設隔離強制、現時点で必要なし=対策本部


ニュース 社会 作成日:2020年3月27日_記事番号:T00089103

《新型肺炎》帰台者の施設隔離強制、現時点で必要なし=対策本部

 海外での滞在歴を理由とする14日間の外出制限「居家検疫」の対象者が規定を守らず外出するケースが相次ぐ中、新型コロナウイルスの感染拡大防止の抜け穴になる恐れがあるとして、帰台者をホテルなどの宿泊施設で強制的に隔離すべきとの意見が医療専門家から出ていることについて、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は26日、現時点では必要ないとの見方を示した。27日付聯合報が報じた。

 陳部長は、どの対象者も規定を破って外出するわけではなく、居家検疫の措置でうまくいっている間は他の方法は検討しないと説明した。

 陳部長は一方で、各県市で居家検疫対象者の宿泊が可能な「防疫ホテル」を増やすため、地方政府とホテル業者に費用面などで補助を行うと表明した。

 台湾では19日より全ての入境者が居家検疫の対象となり、現在の対象者数は4万5,000人余りに上る。同センターによると、今後1週間も対象者が1日当たり2,000~3,000人増加する見通しだ。