ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年3月27日_記事番号:T00089104
中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は26日、4月の製品価格を全面的に引き下げると発表した。台湾域内向け▽熱延▽冷延▽溶融亜鉛めっき──などの主要製品価格を1トン当たり300台湾元(約1,080円)、約1.87%値下げし、輸出向け製品価格は地域によって20~30米ドル値下げした。川下メーカーの受注獲得を支援するのが狙いだ。27日付工商時報が報じた。
同社の劉敏雄董事長は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で国際市場が不安定になっており、川下メーカーの受注機会を高めるため適度に価格を引き下げた他、低価格の輸入製品に対する競争力を高めるための対策だと説明した。
値下げに対し川下メーカーは、国際価格と比較すると価格は依然高く、末端顧客の期待を満たすほどではないとした一方、関連措置の提示があれば、川下メーカーの購買意欲喚起につながるとの見方を示した。
中鴻鋼鉄の4月の受注目標は、域内向け約8万トン、輸出向け約11万トンの計約20万トンだ。同社は、現在の受注状況は想定内で推移しているが、多くの国・地域が境界の封鎖を行う中、輸出向けが影響を受けるか注視が必要と指摘した。
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