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台湾への兵器供与凍結、米軍司令官否定せず


ニュース 政治 作成日:2008年7月18日_記事番号:T00008913

台湾への兵器供与凍結、米軍司令官否定せず


 キーティング米太平洋軍司令官は16日、ワシントンで行った講演の質疑応答で、台湾への兵器供与を急ぐ必要はないとの認識を示し、兵器供与を凍結する可能性を否定しなかった。18日付中国時報が伝えた。

 キーティング司令官は、「中台関係の好転に伴い、米国も中台関係への干渉をできるだけ避けようとしており、台湾への兵器供与を急いではいない」と述べた。ただ、「台湾海峡の平和を守る米国の確約と決心に代わりはない」と従来の立場を強調した。

 キーティング司令官は現在の台湾海峡情勢について、「著しく安定し、緊張度は大幅に低下した」と述べた上で、中国人民解放軍広州軍区の章沁生司令員とハワイとワシントンで会談した際、中国側も台湾海峡情勢が安定局面を迎えたことを認めたと指摘した。

 一連の発言について、台湾の国家安全当局の関係者は「米国による台湾への兵器供与が難航しているのは、米国内部で賛否両論があるからだ。国務省で台湾への兵器供与を担当する幹部も2人が賛成、2人が反対という状態で決定が遅れている」と指摘した。