ニュース 社会 作成日:2020年3月30日_記事番号:T00089141
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国境を封鎖したペルーに足止めされた日本人の一部が29日、台湾政府が手配したチャーター機に同乗して同国を出国した。日本台湾交流協会の泉裕泰台北事務所代表は同日、フェイスブック(FB)を通じ、中国語と日本語で「友情溢(あふ)れる台湾側のご協力につき心から感謝を申し上げます」と謝意を示した。30日付自由時報が報じた。
乗客計139人は29日、米フロリダ州のマイアミに無事到着した(外交部フェイスブックより)
ペルー政府が16日に国境を封鎖したことを受け、150人の台湾人が同国内に足止めされたため、台湾の駐ペルー代表処は19日に第1便のチャーター機を手配し、72人の台湾人を出国させた。今回の第2便には各国・地域からの要請を受け、台湾人55人の他、▽日本人、29人▽マレーシア人、7人▽シンガポール人、14人▽米国人、34人──の同乗を受け入れた。
外交部関係者は、チャーター便への搭乗は台湾人優先を前提としていたが、十分な座席数があったため他国の旅客に提供したと説明。「国際社会の一員とし当然なすべきことをした」と語った。
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