ニュース 社会 作成日:2020年3月31日_記事番号:T00089167
交通部観光局の上司である主管の指示で、20日にフィリピンから帰台した主管の息子である20代男性(第277例)を出迎えたことで新型コロナウイルスに感染したとみられる、桃園国際空港の旅客サービスセンター勤務の30代男性(第269例)は、自身の息子である5歳男児(第299例)も同ウイルスに感染したことが30日判明した。交通部は同日、公私混同などを理由に主管職を解くとともに、降格処分のための調査を実施するよう指示した。31日付中国時報などが報じた。
交通部の王国材政務次長(次官)。先週出勤していた主管との接触者が多数に上ることから、立法院交通委員会の審議はマスク着用で行われた(30日=中央社)
交通部によると、主管は息子(第277例)の帰台当日、口頭伝達のみで正式な休暇手続きを踏まずに空港に迎えに出向いた後、立法院での調整会合や、林佳龍交通部長も参加した部会主管会議など20以上の会合に参加していたことが判明している。
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)によると、主管の息子(第277例)はフィリピン滞在中の3月1〜3日に血尿、発熱、のどの痛みなどの症状が出て入院していたが、台湾入境時は症状がなく、既に14日たっていたため、検疫規定には違反していなかった。
一方、30代男性(第269例)の息子である5歳男児(第299例)の通う桃園市南区の私立幼稚園は休園となり、教員3人と園児14人が14日間の外出制限「居家隔離」措置を受けている。
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