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豊泰企業が受注増、越・インドネシアで生産能力拡充


ニュース その他製造 作成日:2008年7月18日_記事番号:T00008921

豊泰企業が受注増、越・インドネシアで生産能力拡充

 
 今年に入り継続して受注を増やしている製靴大手の豊泰企業は、下半期はさらに伸びるとみて生産能力の拡充を進める考えだ。6月に量産に入ったインドの新工場以外にもベトナム、インドネシアで拡充を計画しており、単月の生産能力は現在の450万足から84万足、約20%増えることになる。中国での拡充計画はない。18日付工商時報が報じた。

 豊泰の陳麗琴協理によると、現在ベトナムでの生産比率が全体の50%を占めており、中国の30%がこれに続く。過去数年、中国展開を積極的に進めてきた同社だが、工場を設置したのはすべて、外国資本に対する投資優遇措置が廃止された中国沿海部だったため、操業コストが日々増しているという。同社には中国内陸部に進出する考えはなく、生産の重心をベトナムやインドネシア、または工場を新設したインド工場に移すことも考慮しているという。

 豊泰では既にベトナム・スアンロク工業区(南部ドンナイ省ビエンホア市)に新工場建設を決めており、まず8本の生産ラインを設置する予定だ。インドネシアでも今年3本の生産ライン増設を計画しており、さらにインド工場の10本を加えると、追加される生産ラインは合計で21本に上る。