ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム 会社概要 採用情報 お問い合わせ

コンサルティング リサーチ セミナー 在台日本人にPR 経済ニュース 労務顧問会員

《新型肺炎》台湾のマスク寄贈、EU・米国が謝意


ニュース 政治 作成日:2020年4月6日_記事番号:T00089213

《新型肺炎》台湾のマスク寄贈、EU・米国が謝意

 台湾政府が1日、新型コロナウイルスの感染が深刻な欧州11カ国と米国、友好国の医療関係者支援のためマスク計1,000万枚を寄贈すると表明したことに対し、欧州連合(EU)のウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長は2日、ツイッターで「台湾の支援に感謝する」と表明した。3日付蘋果日報が報じた。

 外交部によると、マスク寄贈の内訳は▽EU加盟9カ国と英国・スイス、700万枚▽米国、200万枚▽友好国、100万枚──。

 外交部は2日、フォンデアライエン欧州委員長のツイートを歓迎するとともに、今後も感染対策でEUとの協力を継続すると表明した。

 また、米国の駐ジュネーブ国際機関代表部も同日、ツイッターで、マスク寄贈などの支援を表明した蔡英文総統の投稿をシェアし、謝意を示すとともに、「パンデミック(世界的大流行)が続く中、台湾には世界保健機関(WHO)と、その年次総会の世界保健総会(WHA)に参加する資格がある」と表明した。

 一方、外交部は3日、3月31日に台湾の衛生福利部(衛福部)、駐米代表処、および米国の国務省、対台湾窓口機関の米国在台協会(AIT)と共同で電話会議を行い、台湾のWHAへのオブザーバー参加実現などに関する議題について意見交換を行ったと発表した。

 国務省東アジア太平洋局は3日、米国と台湾は台湾の感染対策モデルを世界と共有することを望んでおり、台湾は世界の公衆衛生で重要な役割を果たせるとした上で、台湾のWHAへのオブザーバー参加が実現すべきと表明した。