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《新型肺炎》過去14日以内に症状、入境者にウイルス検査


ニュース 社会 作成日:2020年4月6日_記事番号:T00089226

《新型肺炎》過去14日以内に症状、入境者にウイルス検査

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は2日、3日より台湾入境者に過去14日以内に発熱や呼吸器の症状などがあれば、新型コロナウイルスの検査を実施し、結果が判明するまで集中検疫所で待機してもらうと発表した。中央社電などが報じた。

/date/2020/04/06/18chen_2.jpg指揮センター指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は、「居家検疫」終了後に感染が確認されるケースが増えているため、隔離解除前の検査を強化すると説明した(4日=中央社)

 陽性の場合は入院、陰性の場合は自宅か「防疫ホテル」で14日間の外出制限「居家検疫」となる。3日付中国時報によると、現状では検査の結果が分かるまで48時間かかる。

 指揮センターは3日、初日は午後5時半までに46人が対象となったと説明した。従来の説明によると、1日の入境者は1,500人程度に減っており、うち約100人に症状がみられた。

「居家検疫」終了前後の管理強化

 指揮センターは、「居家検疫」終了前に、過去14日間に症状があれば、ウイルス検査を実施すると説明した。最近の感染確認は「居家検疫」対象者が約3割を占めている。

 また、嗅覚、味覚障害や下痢などを申告すべき症状に含め、「居家検疫」終了後、7日間の「自主健康管理」(手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入りを控えるなど)を追加する。

 3日時点で「居家検疫」は3万3,000人、感染者との接触があった「居家隔離」は2,500人で、毎日平均2,000~3,000人が隔離を解除されている。

域内線や船舶も禁止

 指揮センターは1日、同日より「居家検疫」対象者に対し、航空の域内線や船舶などの公共交通機関の利用を禁止すると発表した。既にバスや都市交通システム(MRT)などの利用を禁じている。