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《新型肺炎》マスク未着用で罰金、MRT・バスも対象


ニュース 運輸 作成日:2020年4月6日_記事番号:T00089239

《新型肺炎》マスク未着用で罰金、MRT・バスも対象

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は3日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、公共交通機関ではマスクを着用するべきで、着用せずに乗車しようとし、警告を聞かなかった場合は伝染病防治法(感染症予防治療法)第37条により、罰金3,000~1万5,000台湾元(約1万800~5万4,000円)を科すと発表した。台北市政府と新北市政府は3日夜、都市交通システム(MRT)やバス乗車にもマスク着用を義務付けると発表した。桃園市政府、高雄市政府なども決定した。5日付聯合報などが報じた。

/date/2020/04/06/13xinbei_2.jpg新北市政府交通局の鍾鳴時局長は、2カ月前よりマスク着用を呼び掛けており、9割以上が着用していると語った(新北市政府リリースより)

 指揮センターは、未着用の場合は駅員が布マスク販売店を案内すると説明した。

 台北MRTでは、4日午後4時までに4,100人がマスク未着用を注意され、うち500人が乗車しなかった。桃園機場捷運(桃園空港MRT)や高雄MRTでも、一部のマスク未着用者は警告に従うか、乗車を諦めた。

 交通部が管轄する台湾高速鉄路(高鉄)と台湾鉄路(台鉄)は、1日から乗客へのマスク着用を義務付けている。清明節連休(2~5日)初日、駅到着時にマスク未着用だったのは高鉄で255人、台鉄で693人だった。体温37.5度以上だった2人が乗車できなかった。

航空機も着用義務

 交通部の乗客安全防護守則により、航空機の乗客にもマスク着用を義務付ける。搭乗中は会話を控える他、手袋とアルコール(100ミリリットル以下)を携行し、機内のリモコンなどに触れる際に使用するよう奨励した。