工作機械部品大手、上銀科技（ハイウィン・テクノロジーズ）が６日発表した３月連結売上高は、中国や欧米の顧客から緊急受注が舞い込み、前月比12％増、前年同月比27.4％減の13億6,400万台湾元（約50億円）となった。７日付経済日報が報じた。
卓永財総裁は、中国の顧客は医療、第５世代移動通信（５Ｇ）関連など電子、自動化など、欧米の顧客は医療、半導体、スマート製造が中心で、第２四半期まで受注見通しが立っていると語った。
江蘇省の蘇州工場は従業員の職場復帰率が90％を超えた。
新型コロナウイルス感染拡大で、欧州でマスクや防護服など医療関連設備の需要が高まる中、卓総裁は、４月中旬にイタリア工場を一部再開すると説明した。ドイツ工場では先週より２班体制で稼働している。
第１四半期の連結売上高は36億2,100万元で、前年同期比28.2％減だった。
