中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）は７日、新たに３人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。３人とも海外で感染したとみられる輸入症例だった。台湾での感染確認者は累計376人（うち死亡５人）となり、このうち輸入症例が324人、域内感染が52人。これまでに61人が隔離を解除された。中央社電が伝えた。
第376例の20代女性は、２日以降に咳（せき）、鼻詰まり、鼻水、吐き気の症状が出た。既に感染が確認されている20代男性（第370例）の友人で、米国留学から３月30日に一緒に帰台。第370例の家族の20代男性（第371例）も同行していた。帰台時に搭乗した中華航空（チャイナエアライン）便から感染者が確認されたことから、帰台後14日間の外出制限「居家検疫」が「居家隔離」に変更されていた。同便での感染確認は累計10人になった。
第374例の20代男性は、英国留学から３月29日に帰台した。「居家検疫」期間中の４日に下痢、咳、鼻水、嗅覚異常などの症状が出て、５日に自ら衛生当局へ連絡した。
第375例の20代女性は、フランス、英国、オランダ、ベルギーでの滞在歴があり、３月27日に帰台した。「居家検疫」期間中の30日以降に鼻詰まり、喉の違和感、嗅覚障害、軽い息切れ、発熱、下痢などの症状が出て、３日に衛生当局へ連絡した。
