ニュース 運輸 作成日:2020年4月7日_記事番号:T00089266
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今月1日から公共交通機関でのマスク着用が義務付けられる中、台湾鉄路(台鉄)で5日、着用を拒否した乗客が摘発され、罰金処分を受けた。同様の処分は初で、罰金額は3,000~1万台湾元(約1万800~3万6,000円)となる。7日付聯合報が報じた。
台鉄でマスク未着用は1日平均500人を超え、うち3分の2が購入してから乗車している(中央社)
5日午前、台鉄・瑞芳駅(新北市)から乗車した男性が列車の運行中に何度もマスクを着けたり、外したりしていることに気付いた車掌が注意したところ、これに従わず、下車も拒否したため、車掌は運行を一時停止し、鉄道警察に通報。男性の罰金処分が確定した。
この他、台北都市交通システム(MRT)・国父紀念館駅でも5日午後3時ごろ、マスク未着用の女性が警備員の制止を無視して改札内に進入し、そのまま列車に乗車。台北駅での乗り換えの際にようやくマスクを着用した。女性は罰金処分を受ける見込み。台北市政府衛生局は、通知を受け取った後、女性は3日以内に異議を申し立てることができ、その内容に応じて処分が決定すると説明した。
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