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中油の油砂採掘計画、カナダ企業と覚書


ニュース 石油・化学 作成日:2008年7月18日_記事番号:T00008927

中油の油砂採掘計画、カナダ企業と覚書


 石油製品の原料確保のため、台塑集団(台湾プラスチックグループ)および台湾中油はいずれもカナダでのオイルサンド(油砂)探・採掘計画を積極的に進めている。中油は17日、同国サスカチュワン州インディアン自治区のインディアン・オイルサンズ社と、探・採掘での提携について覚書を交わした。一方台プラも既に担当者を同国アルバータ州に派遣して、地質調査やパートナー探しを行っているとみられる。18日付経済日報が報じた。

 中油によると、カナダは世界最大のオイルサンド埋蔵国で、サスカチュワン州インディアン自治区オイルサンド鉱区は、アルバータ州に次いでカナダで2番目に多い、100億バレル分の原油埋蔵量が見込まれるという。

 また中油の潘文炎董事長は、石油の探・採掘経費を従来の年10億台湾元あまりから今後3年間は100億元(約352億円)に引き上げ、海外での採掘計画を積極的に進めると発言している。さらに同社幹部によると、中台共同で台湾海峡中間線で石油探鉱を進めるほか、中国海洋石油(CNOOC)、中国石油天然気集団(CNPC)、中国石油化工集団(シノペック)の中国3大石油グループと提携して海外で探鉱を行う可能性もあるという。