ニュース 金融 作成日:2020年4月8日_記事番号:T00089289
中央銀行(中銀)が7日発表した3月末時点の外貨準備高は4,803億8,500万米ドルで、前月比7億500万米ドル増加し、10カ月連続で過去最高を更新した。外貨の投資運用益が主因だ。8日付工商時報などが報じた。
楊金龍中銀総裁は3月末、台湾の外貨準備の構成比は世界の金融情勢に応じて調整すると指摘。新型コロナウイルス感染拡大後は米ドルを80%以上に増やした他、ユーロは約5%、その他は▽人民元▽日本円▽英国ポンド▽オーストラリアドル──などで構成されていると説明した。
3月は米ドル指数が0.93%上昇。対米ドルでのレートは▽ユーロ、0.68%上昇▽日本円、1.55%上昇──が上昇した一方、▽人民元、1.09%下落▽英国ポンド、4.67%下落▽オーストラリアドル、6.06%下落──は下落した。
台湾の3月末の外貨準備高は、世界主要国・地域で5位だった。上位は▽中国、3兆1,067億米ドル(2月末)▽日本、1兆2,887億米ドル(2月末)▽スイス、7,966億米ドル(3月末)▽サウジアラビア、4,861億米ドル(2月末)──だった。韓国の3,893億米ドル(3月末)は上回った。
海外投資家が保有する台湾の株式、債券、台湾元建て預金の残高は前月比699億米ドル減の計3,505億米ドルと、2019年1月以来1年2カ月ぶりの低水準だった。外貨準備高に占める割合は73%へと15ポイント下落した。台湾株式市場の加権指数が1,584ポイント(14.7%)下落したことが主因だ。
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