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ステンレス鋼メーカー、低ニッケル製品増産


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2007年6月3日_記事番号:T00000893

ステンレス鋼メーカー、低ニッケル製品増産

 ニッケル相場の高騰で、ステンレス市場が打撃を受けていることを受け、加工メーカーにステンレス鋼材を供給する燁聯鋼鉄と唐栄鉄工廠は、ニッケル含有率が低いか全く含まない製品の増産に取り組んでいる。1日付工商時報が報じた。

 両社はステンレス加工メーカーの要求に応える形で、ニッケル含有率を1~4%に抑えた「200系」のほか、ニッケルを含まない「400系」の生産を増やしている。燁聯は400系の生産量を従来の5,000トンから1万5,000トンに増やすほか、唐栄もこうした製品の生産を16~17%増やす。

  5月のニッケル相場は前月に比べ、1トン当たり2,000米ドル上昇。ニッケル含有率8%の主流製品「300系」の場合、生産コストが1トン当たり200米ドル前後上昇したことになる。