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瑞軒のフラットテレビ、通年の出荷台数を下方修正


ニュース 家電 作成日:2008年7月18日_記事番号:T00008930

瑞軒のフラットテレビ、通年の出荷台数を下方修正


 北米市場における経済環境の悪化を受け、瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)の邱裕平副総経理は、フラットテレビの出荷台数について「市場の先行きは依然不透明で、第3四半期出荷台数は前期比で増加するものの、400万台以上という通年の出荷目標達成は困難」として、320万~350万台への下方修正を表明した。18日付工商時報が報じた。

 瑞軒の主要顧客、米ビジオ(VIZIO)は北米市場を主力とし、売上高の80%以上を同市場での販売が占める。北米市場の消費不振が瑞軒の業績にも影を落としており、同社の第2四半期フラットテレビの出荷台数は第1四半期の76万台を下回り約72万台となった。しかも、市場では低価格商品が優勢となっているため平均単価も下落し、第2四半期の売上高は前期比17.68%減の154億4,600万元(約544億円)となった。

 第2四半期の粗利益率は、平均単価が落ち込んだ一方、パネル価格が下落し、プラズマテレビの出荷比率が上昇したことから第1四半期の10.72%からほぼ横ばいとなった。

 ただ、米国経済の先行きは依然として不透明だが、低価格路線を採りウォルマートなど多くの販路を持つビジオは、比較的出荷台数が安定しているという。