ニュース 医薬 作成日:2020年4月9日_記事番号:T00089305
原薬メーカー、旭富製薬科技(SCIファームテック)はこのほど、新型コロナウイルス対策に協力するため、「クロロキン」の原薬1トンを中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)に寄付した。今後も毎回生産分のうち3トンの原薬を域内向けに確保することを約束した。9日付工商時報が伝えた。
蔡英文総統(左)は8日、桃園市の同社を訪れ、謝意を伝えた(8日=中央社)
新型コロナウイルスの治療薬候補として、海外ではマラリア治療薬のキニーネの構造を基に開発された合成薬「クロロキン」の有効性が指摘されている。
このため、台湾政府はキニーネの自給や備蓄に乗り出し、これまでに信東生技(台湾バイオテック、TBC)、強生化学製薬廠(ジョンソン・ケミカル・ファーマシューティカル・ワークス、JCP)、応元化学製薬、元宙化学製薬、衛達化学製薬の5社がキニーネの生産に呼応した。ジェネリック医薬品(後発医薬品)業界の中華民国学名薬協会も原料や生産ラインの確保に協力し、2~3カ月以内にキニーネ約1,500万錠が生産できる見通しだ。
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