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ラーガン、Q2悲観視【表】


ニュース 電子 作成日:2020年4月10日_記事番号:T00089337

ラーガン、Q2悲観視【表】

 スマートフォン向け光学レンズ最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)の林恩平執行長は9日、4月の顧客の需要は3月より悪く、5月はさらに悪化し、6月はどうなるか不透明だとして、第2四半期について悲観的な見方を示した。10日付工商時報が報じた。

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 林執行長は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で第2四半期の設備稼働率が低下する恐れがあり、人員規模は維持するが、残業は減る可能性があると説明した。

 林執行長はさらに、第2四半期の新製品向けの需要が前年同期より少ないと明らかにした。アップルが下半期に発売するiPhone新機種の種類を減らすとの市場観測を裏付けたものとみられている。一方、ミドル~ローエンド製品向けの需要は比較的良く、ミドル~ローエンド製品向けの生産を主力に切り替えるか状況を見ながら対応すると説明した。

 ラーガンは同社の自由曲面(フリーフォーム)レンズが下半期に採用される可能性があると明らかにした。

 同社の第1四半期連結売上高は前年同期比35%増の132億1,500万台湾元(約477億円)、純利益は33%増の67億2,000万元で、いずれも同期の過去最高だった。