ニュース 電子 作成日:2020年4月10日_記事番号:T00089338
液晶パネル大手の群創光電(イノラックス)が9日、コンピューターウイルスによるサイバー攻撃を受け、オフィス業務が停止した。ただ生産に影響は出ておらず、一時的にネットワークを切り離して調査を進めている。10日付経済日報が報じた。
イノラックスによると、9日午前2時ごろから、各生産拠点の一部ネットワークシステムに相次いで異常が発生。古いサーバーの基本ソフト(OS)のセキュリティーホールを突いた、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)による攻撃と判明した。
同社では生産への影響を避けるため、直ちに各拠点のオフィスやクリーンルーム、サーバー室などのネットワークを切り離し、ウイルスの除去および復旧作業を進めた。
どの生産拠点が攻撃を受けたかについてイノラックスは明らかにしておらず、今回のサーバー攻撃は主にオフィスの支援システムが標的だったとのみ説明。生産や機密情報の安全に問題は生じておらず、既にネットワークの隔離措置も解除しており、今後の経営管理や業績にも影響は出ないと強調した。
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