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エイサーの上半期出荷台数、前年比63%増


ニュース 電子 作成日:2008年7月18日_記事番号:T00008936

エイサーの上半期出荷台数、前年比63%増


 米調査会社IDCの調べによると、第2四半期は世界5大パソコン(PC)ブランドのうち、エイサーの販売台数成長率が前年同期比63.5%増の696万台でトップとなった。北米およびアジア太平洋市場ではインフレ傾向から消費不振がみられたが、欧州、中東、アフリカなどの新興市場では需要が強く、世界のPC販売台数は前年比15.3%増と予想以上の伸びをみせた。18日付蘋果日報が報じた。
 
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 IDCは、エイサーの成長の最も大きな要因は新興市場での伸びが北米市場の不振の穴を埋めたことと分析している。

 ただ、エイサーは昨年ゲートウェイを買収した後、北米市場でのシェアが下落している。第2四半期は第1四半期の8.7%から7.8%(第3位)へと落ち込み、新機種発売で販売台数を50%近く伸ばした4位アップルとほぼ並んで競争がし烈になっている。なお同じく調査会社ガートナーの調べでは、アップル8.5%、エイサー8.1%と逆転されている。

 これについてエイサーは、「目下ゲートウェイの整理作業を継続中で合併効果は今後出る」と北米市場での巻き返しは可能としている。最近、主力の16インチ型ブルーレイディスクドライブ搭載ノート型パソコン(ノートPC)を北米市場で大規模に値下げし、消費の刺激に努めている。

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