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TSMCの3ナノ試験生産、来年上半期に半年延期か


ニュース 電子 作成日:2020年4月13日_記事番号:T00089361

TSMCの3ナノ試験生産、来年上半期に半年延期か

 サプライチェーン関係者によると、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、新竹科学園区(竹科)のFab12Bで6月に予定していた3ナノメートル製造プロセスの試験生産ラインの設備設置を12月に延期するとサプライヤーに通知したようだ。3ナノ生産拠点となる南部科学園区(南科)Fab18での設置も延期となり、同社の3ナノ試験生産は来年上半期に後ずれするとみられる。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、米アップルが3ナノ採用を先送りしたためとされる。13日付経済日報が報じた。

 この他、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)傘下の海思半導体(ハイシリコン)がTSMCの5ナノ、7ナノでのチップ生産発注量を約20%削減したとの観測も浮上している。空いた5ナノの生産能力はアップルが、7ナノはエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが全て確保したようだ。感染拡大により、アップルはテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)とオンライン学習向けのノートパソコン、タブレット端末の需要が急増している。