台北世界貿易センター（ＴＷＴＣ、台北市信義区）の国際貿易ビル34階にある高級レストラン「世貿聯誼社」の中華料理レストランは、５月末に営業を終了することが決まった。30年の歴史に幕を閉じる。同レストランは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、４～５月の２カ月間、営業を休止するとしていた。13日付工商時報が報じた。
世貿聯誼社は、1990年に台湾最高級のレストラン・宴会施設として開業。少子化により披露宴が減ったこと、賃料の上昇などを受けて昨年、披露宴会場の業務を終了、33階の西洋料理レストランを閉業していた。
世貿聯誼社の張所鵬総経理は、中華料理レストランの閉店後、国際貿易ビル34階フロアを外部に貸し出す考えを明らかにした。貸出先は飲食、ホテルグループの他、企業にオフィスとして貸し出すことも検討していると語った。
