ニュース 石油・化学 作成日:2020年4月13日_記事番号:T00089375
台塑集団(台湾プラスチックグループ)が10日発表した主要4社の第1四半期純損益はマイナス139億8,700万台湾元(約500億円)と、2014年第4四半期以来の赤字に転落した。新型コロナウイルス感染拡大の影響と、国際原油価格の急落が主因だ。11日付経済日報などが報じた。
うち台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)の純損益はマイナス99億9,300万元と、4社で最大だった。同社は国際原油価格の急落で、在庫評価損52億6,000万元を計上した。
その他3社の第1四半期純損益は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、マイナス3億9,400万元▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、46億500万元──が赤字だった一方、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)は10億500万元で唯一黒字だった。
主要4社の第1四半期売上高は前期比9.5%減、前年同期比19%減の3,095億5,200万元だった。欧米で新型コロナウイルスの感染が広がっていることから4~5月の需要も減少するとみられ、南亜プラ以外の3社は、第2四半期の売上高は前期を下回ると予測した。
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